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産後の悪露はいつまで続く?原因やレバー状の塊や量、色や臭いの徹底解説


・産後の悪露の原因は?
・産後の悪露の量、色や臭いの特徴は?
・産後の悪露はいつまで続くの?


こういった疑問に答えます。


この記事を書いている僕は、整骨院・整体院で施術を10年経験。
整骨院・整体院を経営して5年が経ちます。
毎月、産後骨盤矯正をご希望の新規患者様は月平均15人以上。
年間平均180人以上の産後のお悩みの方の施術に携わっています

こういった僕が、解説していきます。

本文

■1. 産後の悪露の原因は?

・その①:子宮内に胎盤や卵膜が残っている
・その②:子宮筋腫や細菌感染がある
・その③:子宮が疲れている

□その①:子宮内に胎盤が残っている

・どういうことなのか?
通常、卵膜や胎盤は、後産で自然と子宮から剥がれて体外に出てきます。
しかし、その一部が体外に出てこないまま残ってしまうと、子宮収縮を邪魔してしまい、子宮復古不全となることがあります。

□その②:子宮筋腫や細菌感染がある

・どういうことなのか?
子宮に筋腫があったり、細菌感染が起きていたりすると、子宮収縮が妨げられ、子宮復古不全の原因となります。
ごくまれですが、子宮奇形が子宮復古不全を引き起こすこともあります。

□その③:子宮が疲れてしまっている

・どういうことなのか?
双子などの多胎妊娠や胎児が大きいことが理由で、子宮の筋肉が伸びすぎてしまったり、出産に時間がかかり過ぎて筋肉が疲労してしまったりすると、子宮収縮がうまく進まないことがあります。

■2. 産後の悪露の量、色や臭いの特徴は?

産後の悪露は、約4週間かけて以下のように変化します。
ただ、悪露は個人差があるものなので、少し違うこともありますが気にする必要はありません。

□産後直後〜2.3日の悪露
・量は多い
・色は赤色
・臭いは生臭いにおい

産後数日は子宮内の出血量も多く、子宮口も開いているので、悪露の量も多くなる時期です。
血液が多く含まれるので赤色をしていて、生臭いにおいがします。

□産後1週目の悪露
・量は少ない
・色は淡赤色〜茶褐色
・臭いは血生臭いにおい

産後1週間を過ぎると、出血量も少なくなり、悪露は大分収まります。色は鮮血のような赤色から、血が酸化したような茶褐色へ変化しますが、この段階ではまだ血液特有の血生臭い臭いがします。

□産後2〜3週目の悪露
・量はかなり少ない
・色は茶褐色〜淡黄色
・臭いはほとんどしない

産後2〜3週目には、胎盤が付いていたところ以外の子宮内膜が段々と再生し、出血がほとんど止まります。
出血量が少ないので臭いも弱まり、悪露の色も茶褐色から淡黄色へと少しずつ変化する時期です。
量も徐々に少なくなって、ほとんど出ていないくらいに感じるかもしれません。

■3.産後の悪露はいつまで続くの?


個人差はありますが、悪露は産後1ヶ月ほどで出なくなるのが一般的です。
子宮が回復していくにつれて、悪露の量は徐々に減っていきます。
また次第に血液が混じらなくなっていき、
最初は鮮血のようだった色も少しずつ薄くなります。
帝王切開の場合、経膣分娩に比べて子宮の戻りがゆっくりなため、悪露が長引いて2ヶ月近くつづくことがあります。
帝王切開は、胎盤や卵膜などはある程度取り除かれているので、悪露の量は少なくなるのが一般的です。
しかし、帝王切開の手術により子宮壁を切っていますし、胎盤や卵膜が剥がれた面からは血液や体液などが排出され続けます
そのため、帝王切開後の悪露はどちらかといえば「量は少ないけど、長引く」傾向があります。
個人差がありますので、様々ですが
帝王切開後1ヶ月以上悪露が出る事もあり、中には2ヶ月近く続く事もあるようです。

以上、産後の悪露についてでした。